まなそびプレックスは、子どもの「学びたい」というを気持ちをくすぐり続ける...そんな施設でありたいと思っています。

2012年1月4日水曜日

まなそびプレックスのコンセプト(再考) - 新年の挨拶に代えて

新年あけましておめでとうございます。

本日より2012年の営業を開始いたしました。皆様には本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、まなそびプレックス(以下「まなそび」という)が、2009年7月に運営を開始してからちょうど2年半が経過しました。

まなそびは開設当初から、広く一般の皆様に施設を開放して、雨や雪の日でも子どもたちが室内で学んだり、体を動かして遊んだりできる場を提供してまいりました。
放射線の問題が深刻化し、屋外公園での遊びが制限されてからは特に、まなそびの「運動できる場所」という面がクローズアップされ、毎週多くの皆様にお越しいただいき、県内で初めて設置した「エアトラック」などが大変人気です。

最近、ようやく「屋外で遊べない子どもたちのために室内で遊べる場所を」との目的で、まなそびに似た室内遊び場が増えてきました。

下に最近オープンした類似施設を掲載しておきます。
現在の状況下において、このような遊び場が市内に開設されること自体は大変喜ばしいことであり、私たちも心から歓迎いたしております。
郡山市元気な遊びの広場 PEP Kids Koriyama(ペップキッズこおりやま)【運営:郡山市】
ふくしまインドアパーク【運営:NPO法人フローレンス】

震災後に初めて"まなそび"の存在を知り、来場なさる方の間では、「まなそび=子どもが室内で運動できる場所」として認識されてきているようですが、しかしながら、まなそびを開設したこと(まなそびの趣旨・コンセプト)と震災とは全く関係ないのです。

むしろ、考え方としては全く逆で、先に挙げた施設が震災後の子どもたちの運動不足を解消する目的で、「体を動かす(遊ぶ)」ために設置されたのとは異なり、まずは「学び」ありきで、「何かを考え、学び、疲れた頭を休めるために(リフレッシュのために)運動する」施設として開設したのであります。

まなそびは「"まなぶ"ためには、どのような"あそび"が必要なのか」、「どのような"あそび"が"まなび"を促進させるのか」という観点から震災の2年半前に開設し運営し始め、特に数理パズルや科学の分野に力を入れております。来年度からはロボットコーナーを新たに設け、工学・プログラミングなどの分野にも力を入れていく予定であります。

とは言っても、まなそびは(現在のところ)市からの補助を全く受けていない民間の施設であり、ご来店される皆様からの使用料で運営しておりますので、そうしたお客様のためにもよりよい施設であり続けなければなりませんし、これからの運営を考えていくうえでも、オリジナリティや便宜性を常に追求していきながら進化していかなければならないと感じております。

今後も、「初心忘るべからず」の気持ちで、これまで以上にどのような施設であることが皆様に喜んでいただけるのかを考えながら運営してまいる所存です。

まなそびプレックスは2012年もまた「びっくり!」を提供してまいりますので、皆様にはこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

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