子どもの吸収力 - "えいごであそぼ！"

水曜日の「えいごであそぼ」、今日が3回目というCちゃん(２歳6か月)。

驚いたのは、クラスで歌うソングの歌詞や振り付けを覚えてしまっていること。

水曜日の「えいごであそぼ」は M＆M (Music and Movement)です。

毎月のまなそびプログラムのテーマにあわせて導入する歌と、ごあいさつやお天気、そしてウォームアップのために毎回レギュラーで歌う歌があるのですが、今日のCちゃんは、なんと！３回目にしてレギュラーソングの所々を覚えていて、振りを先回りして私に教えてくれるのです！

Cちゃんくらいのお年のお子さんは、「繰り返し」が大好きです。お家にあるビデオ、何十回も飽きずに繰り返し見る姿などは見かけたことはありませんか？

繰り返すことによって、安心感が出てくるのですね。そして、この安心感が吸収力につながるのです。

言語学には言語の習得に関して「フィルター」という大変有名な考え方があります。(Krashen, 1982)

この「フィルター」とは、言語の習得を妨げる感情的な「壁」という意味です。つまり、感情が言語の習得を左右するというわけ。

Cちゃんの場合、「知っている！」という感情が安心と自信につながり、言葉の吸収をぐんと高めたのです。

継続は力なり！

中学校時代、たいていの方は先生から聞いている言葉だと思いますが、まんざらじゃないようです。